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知っておきたいX理論とY理論
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人間が人間を考察し、評価するのは難しい。格差社会という世相にあって、時代の社会的経済環境や人間の生活様式の変化に強く影響される。また人間個人が生まれてから死に至るまでの過程において、数々の体験によっても、人を見る目は大きく変化する。

マサチューセッチ工科大学のマクレーガー教授は、伝統的な管理方式の基礎にある基本的な人間観と原則とを示し、これを「X理論」と名付け、新しい行動科学的研究の成果に由来する管理方式の基本的な人間観を「Y理論」と名付けている。
X理論とは
Y理論とは
① 普通の人間は、生まれつき仕事が嫌いで、できることならば、仕事をしたくないと考えている。

② 仕事嫌いという人間の特性があるために、おおかたの人間は強制されたり、企業の目的のために十分な力を出さないものである。

③ 普通の人間は命令される方が好きで、責任を回避したがり、あまり野心をもたず、なによりもまず安全を望んでいる。


伝統的な管理方式はこのような人間観を基礎にしているので、金銭による賞罰(出来高給制を多用してきた。

つまり人間は働きたくないという人間不信の力による管理である。この伝統的管理は、組織の目標達成のために構成員の管理統制が必要だとする。しかし個人は必ずしも組織の目標達成のために有効に貢献していない。

① 仕事で心身を使うのは遊びや休憩と同様に、人間の本性である。普通の人間は生まれながらにして仕事が嫌いということはなく、条件次第では仕事は満足の源泉にもなり、自発的に仕事をするものである。

② 外部からの統制や処罰によるおどしだけが、企業目標達成のために努力させる手段ではない。人間は自分から進んで立てた目標のためにには、自ら自己統制をを行って努力するものだ。

③ 目標達成に努力するかどうかは目標達成によって得られる報酬次第である。其の報酬で最も大事なものは自我の欲求や自己実現の欲求の満足である。

④ 普通の人間は条件次第で責任を引き受けるばかりでなく、自分から進んで責任を取ろうとする。

⑤ 企業内の問題解決のため、高度の想像力を用い、創意工夫をこらす能力はたいていの人間に備わっている。

⑥ 現代の企業では従業員の知識能力は、ほんの一部しか活用されていない。

マクレーガーはY理論が完全に立証されたとはいえなくとも、X理論より現代の社会科学の知識に合致しているから、この考え方で組織の運営を行うべきとしている。

 

 

 

 

 

 

仕事を面白くする法とは

筆者感想
経験からして、若い人の自己統制はなかなできるものではない。特に気を使わなければならない仕事の部門には、毎朝、気を引き締める一言も必要であり、管理者は部下のPlan・Do・Seeを注視し、目標達成の成功事例を体験させるためにアドバイスを怠ってはならない。
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