さとう秀則氏著書「20代で身に付たい仕事頭」を披露したい。同氏は㈱創造システム研究所代表取締役
創造力開発、アイデア発想新商品開発などをテーマに企業、企業人の指導には定評がある。著書には「画期的成果が上がった!」「仕事をするかしらを作れ」「アイデア発想の基本」など多数。
さとう秀則氏は20代というこの年代は、仕事の基本を身に付け、自分のものとして、さらに発展させていく年代で、直面する課題を解決する発想の道筋を、「仕事頭」を身に着けることが必要だと説いている。「仕事の成否は、考え方や頭の使い方次第だといいます。逆に成果が上がらないのは、仕事に対する考え方や、頭の使い方が間違っている言うことです。
「仕事頭」とは何か
仕事が出来る人とそうない人との違いは「仕事頭」が身についているかどうかの差である。例えば、自動車販売会社の営業マンなら、小さな子供のいる家庭には、車の安全性やチャイルドシートの使い勝手さを強調するでしょう。このように顧客の立場に立って考え、それぞれに合った提案をするのも立派な仕事頭の活用です。
20代前半では仕事や人生に対する意識がまだ低かったり、組織では一人前の仕事を任されていないかったりするからでしょう。新人時代から、日常的に仕事を見直したり、工夫を積み重ねていけばいいのです。そうでない人とでは、後年大きな差がついてきます。
スパーク法の流れ
テーマから直接アイデアを出そうとしてもしなかなか出てきません。出ても常識程度ですぐ壁にぶつかって考え込みます。
ニュートンはりんごが落ちるというヒントを得て万有引力の法則という着想を得ることができた。つまり、視点を変えることにより、ヒントが得られアイデアが生まれるのです。
テーマを設定したなら、視点を変えてみます。すると、ヒントが得られアイデアが出てきます。この流れをまとめると
① テーマ 、② 視点 、 ③ ヒント、 ④ アイデア、 となります。
この流れがスパーク発想法(略称スパーク法)の基本形(四つのステップ)という。
実際に発想する場合はテーマに応じて必要な視点で選んでつかいます。通常5~10程度の視点で発想する。
スパーク法の視点は大きく「基本の五指」と「サブ七」に分けられる。「基本の五指」とは最も効果のある五つの視点のことで、必要とするアイデアの8割が得られるという。
次のように手の指に対応させると覚えやすい。
① 親指 : 状況把握
② 人差し指 : 相手発想
③ 中指 : ヒト変換
④ 薬指 : ケース変換
⑤ 小指 : 自由発想
この「基本の五指」に次の「三楽方式」「面白発想」など七つの視点(サブ七)をを加えた十二の視点がスパーク法の中核です。
① 状況把握 : 状況を性格かつ具体的に調査・把握する。図解すると分かりやすい。
② 相手発想 : 相手の立場に立ち、相手になりきってその状況や気持をつかむ。
③ ヒト変換 : ほかの人に置き換え、その考え方、言動、性格などから知恵を拝借する。
④ ケース変換: テーマや対象に似たケースにたとえて(置き換えて)考える。
⑤ 自由発想
理想法: 望ましい状況を考える。「どんな状態になればよいか」と問う。
型破り法: 思い切り発想を飛ばす。常識や今までの考え方を破って考える。
① 三楽方式
先 楽: 楽に出来ることや、簡単に出来ることから先に手を付ける。
. 分 楽: いくつかの部分に分ける。何回かに分ける。何人かに分担する。
減 楽: 状況や能力に応じて、分量や対象を減らす。気持ちも楽になる。
② 面白発想: 楽しくする。面白くする。趣向や演出を加える。ゲーム化する。
③ プラス転換: 逆手にとる。マイナスをプラスに転換する。プラス面を見つけて生かす。
④ 間接発想: 直接ではなく、ワンクッション置く。間接的にやる。仲介する。
⑤ 三間拡大
空 間: 空間的に拡大する。地域を広げる。場所や会場を変える。
。
時 間: 時間的に拡大する。過去や将来に目を向ける。長期的に考える。
人 間: 人間的の拡大する。ほかの人に目を向ける。周囲の協力を得る。
⑥ 比較発想: 似たもの同士、または対照的な者同士を挙げ、比較して考える。
⑦ 全体発想:その部分だけではなく全体を見る。森を見る。 システム的に考える。
基本の五指とサブ七を組み合わせて是非実践してください。技術者の方はさとう秀則氏の著書をご覧ください。
きっといままでにないひらめきから、いいアイデアが出てくるものと確信します。
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