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聞き方〜「うなずく」

うなずいて相手の心を開かせる

相手の話を聞くために、「目を見てうなずくこと」が出発点だ。これがないと話は始まらない。耳だけ貸されれも、心開いて話す気にはならない。
「うなずき」は同感や肯定のときだけでなく、日本語会話においては、たとえ反対意見でも、小さく首を縦に振り、聞いていますよというサインを送ることがある。

つまり、「とにかく話してみてください。私はあなたを受け止めています。無関心ではありません」というサインでもあるわけだ。

首を縦に振る、それだけに無意識に心の中を見せていることが多い。忙しいときに相手のリズムを無視し、フンフンとせわしく先を急がせてはいないだろうか。嫌な相や苦手なテーマだと、体を後ろに反らしたり、目をはずしたりして、ろくにうなずかないこともある。
打ち合わせで自分の上司の言葉にだけ大きく反応してうなずき、相手の説明に無表情でいてはまとまる話もまとまらない。

間が怖くて次の質問を何にしようかということをばかり考えていたので、目がすわり、相手から「怖くて話せません」と敬遠されたケースもある。
うなずくぐらいできていますと、ほとんどの人が答えるが相手と呼吸を合わせた「うなずき」ができているか、もう一度チェックしてみよう。


日経コラム 仕事の常識より(コミュニケーション塾主宰 今井登茂子)

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